エアコンのフィルター掃除をしないと電気代はいくら変わる?年間の節約額と掃除方法を解説

「エアコンのフィルター、しばらく掃除していないけど電気代って変わるの?」
冷房や暖房を毎日のように使う家庭では、気になるポイントではないでしょうか。
エアコンのフィルターにホコリが溜まると、空気を吸い込む量が減り、冷暖房の効率が悪くなります。
その結果、設定温度になるまでエアコンがより強く運転し、電気代が高くなる原因になります。
実際に資源エネルギー庁では、フィルターが目詰まりしたエアコンを清掃した場合、年間で31.95kWhの省エネになり、約990円の節約になるという目安を紹介しています。
一方で、汚れ方や使用時間、エアコンの性能によって差は大きくなります。
この記事では、エアコンのフィルター掃除をしないと電気代がどのくらい変わるのか、なぜ電気代が上がるのか、掃除の頻度や注意点まで詳しく解説します。

エアコンのフィルター掃除をしないと電気代はいくら変わる?

まず気になるのが、「結局、いくら高くなるの?」というところです。
資源エネルギー庁の省エネ情報では、2.2kWのエアコンでフィルターを月1~2回清掃した場合、年間31.95kWhの省エネとなり、約990円の節約になるとされています。
つまり、目安としては、
フィルター掃除をすることで年間約1,000円程度の節約
が期待できるケースがあります。
ただし、これはすべてのエアコンにそのまま当てはまる数字ではありません。
エアコンの大きさ、使用時間、部屋の広さ、フィルターの汚れ具合、冷房・暖房の使用状況などによって電気代への影響は変わります。
特に、何年もフィルター掃除をしておらず、ホコリがびっしり付着しているような場合は、影響が大きくなる可能性があります。
とあるメーカーの実験では、約3年分のホコリが溜まったフィルターを使用したケースで、フィルターを掃除することで目詰まりによって余分に発生していた消費電力量の48.9%を削減。
1か月換算で約800円の電気料金削減という結果も出ています。
ただし、これは特定の条件で行われた実験結果です。
「フィルターを掃除しなければ必ず毎月800円高くなる」という意味ではないので注意しましょう。

なぜフィルターが汚れると電気代が上がる?

フィルターは、エアコンが室内の空気を吸い込む際にホコリなどをキャッチする役割があります。
ところが、掃除をせずに使い続けるとフィルターにホコリがどんどん溜まっていきます。
すると、空気の通り道が狭くなります。
エアコンは室内の空気を吸い込み、熱交換器を通して冷たい空気や暖かい空気を作り、再び部屋へ送り出しています。
フィルターが目詰まりすると、この空気の流れが悪くなるため、エアコンが効率よく運転しにくくなります。
その結果、

  • なかなか部屋が冷えない
  • 暖房をつけても暖まりにくい
  • 設定温度になるまで時間がかかる
  • エアコンが強く運転する時間が増える
  • 結果的に電気を多く使う

という状態になりやすくなります。
フィルターにホコリが溜まると熱交換器を通る空気量が減り、熱を運ぶ効率が低下して電気代がかかると説明しているメーカーもあります。
つまり、フィルター掃除は単なる「エアコンのお手入れ」ではなく、電気代を抑えるための基本的な節電対策でもあります。

特に暖房はフィルターの汚れに注意

フィルター掃除というと、夏の冷房をイメージする人も多いかもしれません。
しかし、実は暖房時にもフィルターの汚れには注意が必要です。
暖房では、エアコンが冷たい室内空気を吸い込み、暖めて部屋へ送り出します。
フィルターが目詰まりしていると、空気を十分に吸い込めなくなり、暖房効率が低下することがあります。
とあるメーカーの試験では、一定の条件下で、フィルター掃除をしていない状態の消費電力量が、掃除した状態より約25%多くなった例が紹介されています。
そのため、
「夏だけ掃除すればいい」ではなく、冷房・暖房を使うシーズンの前後にフィルターを確認する
ことが大切です。

エアコンのフィルター掃除はどのくらいの頻度がいい?

では、フィルターは何日おきに掃除すればいいのでしょうか。
目安としてよく挙げられているのが、
2週間に1回程度
です。
空気の通り道をふさがないよう、フィルターを2週間に1回程度掃除することを推奨しているメーカーもあります。
ただし、すべての家庭で同じ頻度が必要というわけではありません。
例えば、

  • ペットを飼っている
  • リビングで長時間使用する
  • ホコリが多い部屋
  • 喫煙する環境
  • 掃除の回数が少ない
  • エアコンを毎日長時間使う

といった環境では、フィルターが汚れやすくなります。
逆に、使用頻度が少ない部屋であれば、それほど早く汚れない場合もあります。
「2週間」という数字だけにこだわるのではなく、定期的にフィルターを外して汚れを確認するのがおすすめです。

エアコンのフィルター掃除方法

フィルター掃除は、基本的なホコリであれば家庭でもできます。
まずエアコンの運転を停止し、可能であれば電源プラグを抜いてから作業します。
次に前面パネルを開け、フィルターをゆっくり取り外します。
表面にホコリが大量についている場合は、いきなり水洗いするより、掃除機などでホコリを取り除いてから水洗いすると扱いやすくなります。
汚れがひどい場合は、ぬるま湯や適切な方法で洗浄し、洗った後は十分に乾燥させてから元に戻しましょう。
濡れたまま取り付けるのは避けてください。
また、フィルター以外のエアコン内部まで無理に分解して掃除するのはおすすめできません。
内部の奥にカビやホコリが大量に付着している場合は、専門業者への相談を検討しましょう。

フィルター掃除だけでなく「室外機」も確認

エアコンの電気代を考えるとき、室内機のフィルターだけを見て終わりにするのはもったいありません。
実は室外機の周辺環境も、エアコンの効率に関係します。
室外機の吹き出し口や吸い込み部分が物でふさがれていると、熱を効率よく逃がせなくなり、エアコンに負荷がかかる可能性があります。
そのため、
フィルターを掃除する+室外機周辺を片付ける
という2つをセットで確認するのがおすすめです。
室外機の前に荷物を置いていたり、植木などが近すぎたりする場合は、一度周囲を確認してみましょう。

「掃除しているのに電気代が高い」なら別の原因も

フィルターをきれいにしているのに、エアコンの電気代が高い場合は、フィルターだけが原因とは限りません。
例えば、

設定温度が極端になっている

冷房で設定温度を大きく下げたり、暖房で設定温度を大きく上げたりすると、エアコンへの負荷が増えます。

エアコンが古くなっている

古いエアコンは、現在の省エネ性能が高い機種と比べて消費電力が大きい場合があります。

室外機周辺の風通しが悪い

室外機の周囲に物が多いと、熱を効率的に逃がせないことがあります。

エアコン内部が汚れている

フィルターを掃除していても、熱交換器やファンなど内部にホコリ・カビが蓄積していると、効率低下につながる場合があります。

このように、電気代が高いときは「フィルターだけ」を疑うのではなく、エアコン全体の状態を確認することが大切です。
古いエアコンは「掃除して使い続ける」だけが正解とは限らない
ここで意外と見落とされやすいのが、エアコンそのものの買い替えです。

長年使用しているエアコンの場合、

  • 最近、電気代が高い
  • 掃除しても冷えにくい
  • 運転音が大きくなった
  • 何度も故障する

といった症状が出ていることがあります。
もちろん、フィルター掃除やメンテナンスで改善するケースもあります。
しかし、古いエアコンを無理に使い続けるより、買い替えたほうが結果的に快適性や省エネ面でメリットが大きくなるケースもあります。
買い替えを決めた後に意外と困るのが、古いエアコンの処分です。
「取り外した後、どうやって処分するの?」
「室外機も自分で運ぶの?」
「リサイクル料金や取り外し費用はいくら?」
と、処分の段階で悩む方も少なくありません。

エアコンを処分するなら「取り外し」も考えておこう

エアコンは普通の粗大ごみ感覚で処分するのは難しいです。
特に室外機がベランダ、屋根、壁面、天吊りなどに設置されている場合は、取り外しや搬出方法によって作業内容が変わります。
だからこそ、処分を考える段階で、
「エアコンをどう外すか」+「外した後どう回収するか」
までまとめて考えておくとスムーズです。
そこで、不要になったエアコンの処分先として検討できるのが「エアコン無料回収アトム」です。
標準的な設置条件であれば、取り外しから回収まで実質無料で対応しています。
例えば、1階で室外機が地面置き、2階で室外機がベランダ床置きなど、搬出が比較的スムーズなケースでは実質無料となる場合があります。
一方、高所作業や特殊な設置、階段による搬出など、通常とは異なる作業が必要になる場合は有料となることがあります。
その場合も、設置状況を確認したうえで事前に説明するため、「現場に来てから突然高額になるのでは?」という不安を減らせます。

まとめ|フィルター掃除は電気代節約の基本

エアコンのフィルターを掃除しないまま使い続けると、ホコリによる目詰まりで空気の流れが悪くなり、冷暖房効率が低下する可能性があります。
資源エネルギー庁では、2.2kWのエアコンでフィルターを月1~2回清掃した場合、年間約990円の節約になる目安を示しています。
また、メーカーの試験では、長期間掃除していないフィルターで、さらに大きな差が確認された例もあります。
ただし、実際の電気代はエアコンの性能や使用時間、部屋の環境などによって変わります。
まずは、
「フィルターを確認する」
↓
「ホコリがあれば掃除する」
↓
「室外機周辺も確認する」
↓
「それでも効きが悪ければエアコン本体の状態を確認する」

という順番でチェックしてみましょう。
そして、長年使ったエアコンを買い替えることになったら、最後に残るのが古いエアコンの処分です。
「取り外したエアコンをどうしよう?」
「室外機まで運ぶのは大変」
「取り外しから回収までまとめてお願いしたい」
そんなときは、エアコン無料回収アトムへご相談ください。
標準設置であれば、取り外しから回収まで実質無料で対応できる場合が多数あります。
もちろん、設置場所によっては有料になる場合がありますが、事前に状況を確認して説明します。
エアコンの買い替え・引っ越し・故障などで不要になったエアコンがあれば、処分に困る前に一度ご相談ください。

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